北九州を拠点とし国内線を中心に運航する黒い飛行機スターフライヤー。機体の色から機内の設備、公式ホームページに至るまで徹底して黒が用いられています。また、座席の間隔が全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)より12cmも広かったり、国内線では珍しい深夜便を運航したりと他社とは一線を画すエアラインでもあります。そんなスターフライヤーですが、羽田空港を発着する便を利用する際は行先によってターミナルが変わります。そこで絶対に乗り遅れを避けるべく、迷わず行けるスターフライヤー利用時の羽田空港ターミナル攻略法をまとめました。
1 羽田空港利用時の発着ターミナル
羽田空港の国内線は3つのターミナルに分類できます。
ここでトラップがあります。
スターフライヤーでは行先によりターミナルが異なるということです。
1 第1ターミナル北ウィング(主にJAL)
2 第1ターミナル南ウィング(主にJAL)
スターフライヤー:福岡線・北九州線
3 第2ターミナル(主にANA)
スターフライヤー:大阪/関西線、山口宇部線
※到着ターミナルも出発ターミナルと同じです。
※2017年10月29日より福岡線が第1ターミナル南ウィングに変更されています。
スターフライヤーはANAと共同運航(コードシェア)を行っていますが、2つのターミナルを利用しています。
つまり、九州方面に行く福岡線、北九州線に乗る場合はJAL側の第1ターミナル南ウィング、九州以外に行く大阪/関西線、山口宇部線の場合はANA側の第2ターミナルを利用するというのを頭に入れておけばチェックインカウンターまでたどり着けます。鉄道やバスなどの公共交通機関では、駅やバス停に到着する前から勝負が始まっているので、間違わないように気をつけましょう。
続いてよく間違いやすい注意点をまとめていきます。
2 これで完璧当日の注意点
2-1 ANAでスターフライヤー便を予約の場合
先ほども述べたようにANAはスターフライヤーと共同運航(コードシェア)を行っています。そのためANA便として航空券を購入した場合でも、福岡、北九州線はANA便が発着する第2ターミナルでのチェックインが不可能なので注意が必要です。
ANAの公式サイトで予約する際はスターフライヤー便は以下のように表示される。
上の例は大阪/関西線ですが、九州の2路線を利用する場合はANAから予約したからといって第2ターミナルに向かってしまわないように気をつけましょう。
2−2 チェックインカウンター
2つのターミナルに分かれているため、それぞれチェックインカウンター(搭乗手続きカウンター)が異なります。
・第1ターミナル→スターフライヤーのチェックインカウンター、自動チェックイン機
・第2ターミナル→ANAのチェックインカウンター、ANA自動チェックイン機・自動手荷物預け機
となります。スターフライヤー便を購入したとしても、第2ターミナルでチェックインする場合は、ANAのチェックインカウンターとなります。スターフライヤーのチェックインカウンターはありません。
2−3 第1ターミナルの保安検査場
第1ターミナルでスターフライヤーを利用する場合、保安検査場はA検査場以外利用できません。九州方面に行く福岡線、北九州線の場合はここでも注意が必要です。
(スターフライヤー公式サイトから引用)
3 さいごに
スターフライヤー利用時の羽田空港ターミナルについてまとめると、
- 福岡、北九州線(九州方面)は第1ターミナル南ウィング(JAL側)
- チェックインカウンターはスターフライヤー
- 大阪/関西、山口宇部線(九州以外の方面)は第2ターミナル(ANA側)
- チェックインカウンターはANA
となる。羽田空港利用時のターミナルはこれで完璧ですね。乗り遅れも心配も無用です。
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