【絶対に損しない】ジェットスターの預け入れ手荷物は「予約時購入」がカギ

ジェットスター・ジャパン

手荷物チェックの厳しさでは、日本トップクラスのジェットスター。せっかくセールで安く航空券を購入したのに、オプションを追加したら結果的に高額になってしまった、という経験はないでしょうか。ジェットスターの手荷物料金について最新情報をもとに分析した、「絶対に損しない」予約方法を紹介します。

1 ジェットスターの手荷物

ジェットスターの手荷物には大きく分けて、機内に持ち込むことができる「機内持ち込み手荷物」と当日チェックインカウンターで預ける「受託手荷物」があります。それぞれの手荷物についてジェットスターのルールを確認していきましょう。

2 機内持ち込み手荷物

2-1 料金

規定の重量・サイズを満たせば、機内持ち込み手荷物は「無料」です。したがって短期の旅行ならば、機内持ち込み手荷物のみにすれば出費を抑えられます。

2-2 サイズ

ジェットスターの機内持ち込み手荷物は、キャリーケースやスーツカバーなどの明確なサイズ規定のあるものと、サイズ規定が明文化されていない「手回り品」の2種類があります。

キャリーケースやスーツカバーのサイズは以下のようになっています。手荷物のサイズには、ハンドル、ポケット、キャスターなども含まれます。

キャリーケース 高さ56センチ×幅36センチ×奥行23センチ
スーツカバー 高さ114センチ×幅60センチ×奥行11センチ

また、手回り品の例としては、以下のものが挙げられています。サイズの目安として、座席の下に入る大きさのものが手回り品として持ち込めるようです。私の経験では、一般的な学生が通学に使うようなサイズのリュックならば、手回り品としてみなされました。

  • ハンドバッグ
  • 文庫本
  • 財布
  • ノート型パソコン
  • コート
  • 免税品

2-3 重量と個数

機内持ち込みできる荷物の重量や個数は、搭乗クラスと運賃タイプによって異なります。ジェットスターはビジネスクラスでは合計14キロまで持ち込み可能ですが、手荷物一つあたりの重量が10キロを超えてはいけないという規定があるので、注意してください。

搭乗クラス エコノミークラス ビジネスクラス
運賃 「Starter」運賃 「Starter Plus」運賃
(ちゃっかりPlus)
「Starter Max」運賃
(しっかりMax)
「Starter FlexiBiz」運賃
(フレックスBiz)
「Business」運賃 「Business Max」運賃
(しっかりMax)
キャリーケース 1個 1個 1個 1個 1個 1個
手回り品 1個 1個 1個 1個 1個 1個
合計重量 7キロ 7キロ 7キロ 14キロ 14キロ 14キロ

2-4 重量・サイズオーバーは追加料金

当日チェックインカウンターで、機内持ち込み手荷物のサイズや重量がオーバーしていることが判明した場合、一例として、日本国内線では別途3,600円を支払って受託手荷物として預ける必要があります。出発ゲートで判明した場合は、4,500円とさらに割高になります。

また機内への持ち込みが制限されているものはジェットスターグループ各社によって異なるので、公式サイトの手荷物規定を参照し、事前に把握しておきましょう。

3 受託手荷物

ジェットスターの受託手荷物は搭乗者1人ごと、フライト1便ごとに設定できます。複数人で旅行する場合は荷物をまとめて誰か1人だけ受託手荷物を追加したり、お土産の増える復路のみ追加したりすることが可能です。

3-1 サイズ

機内持ち込み手荷物のように細かい指定はありませんが、ホイール、ハンドル、ケースを含めて1辺の長さが1メートルを超えるものは、「サイズの大きな手荷物」に該当するため、一例として、日本国内線では1個あたり2,000円(1人2つまで)追加料金が必要となります。ただし車椅子やその他の移動補助具、医療機器、ベビーカーなどはサイズが大きい場合でも、通常の受託手荷物とは別に無料で預けることができます。

3-2 重量と個数

ジェットスターの受託手荷物は個数の制限はありませんが、受託手荷物の重量は運賃タイプによって異なります。また、40キロまで有料で預けることができますが、1個当たりの最大重量は32キロなので、32キロを超える場合は手荷物を分けなければなりません。

搭乗クラス エコノミークラス ビジネスクラス
運賃 「Starter」運賃 「Starter FlexiBiz」運賃(フレックスBiz) 「Starter Plus」運賃(ちゃっかりPlus) 「Starter Max」運賃(しっかりMax) 「Business」運賃 「Business Max」運賃(しっかりMax)
合計重量 有料 有料 日本国内線は10kg
それ以外は20キロ
30kg 30kg 30kg

3-3 追加料金

上記の運賃タイプのうち、エコノミークラスの「Starter」運賃と「Starter FlexiBiz」運賃は受託手荷物が運賃に含まれていないので、必要な場合は15キロから5キロ刻みで受託手荷物を購入できます。またそれ以外の運賃タイプでも、規定の重量以上に手荷物を預ける場合は、5キロ刻みで追加料金を支払います。
受託手荷物を追加する方法は、「予約時に追加」「予約後にネット上で追加」「当日空港で追加」の3種類があります。「予約時に追加」する場合が最も安くなるので、あらかじめ受託手荷物が必要なことが分かっているのなら、予約時に申し込んでおくのが良いでしょう。各追加方法ごとの料金を解説していきます。

3-3-1 「予約時に追加」または「予約後にネット上で追加」の場合

料金は利用区間や時期によって異なります。詳細は公式サイトの料金表を参照してください。

3-3-2 「当日空港で追加」の場合

料金は路線によって異なり、日本国内線の場合は15キロ3,600円からで、15キロを超えた分については1キロごとに800円が加算されます。預ける荷物が15キロ以下の場合でも15キロ分の料金がかかります。その他の路線については公式サイトの受託手荷物についての規定を参照してください。

4 最もお得な予約方法は?

ジェットスターの日本国内線のエコノミークラスの場合、最も安い「Starter」運賃と比較して、「Starter FlexiBiz」運賃(フレックスBiz)は片道プラス3,000円から、「Starter Plus」運賃(ちゃっかりPlus)は片道プラス2,500円から、「Starter Max」運賃(しっかりMax)は片道プラス4,500円から利用できます。

したがって受託手荷物だけをオプションとして追加したい場合は、「Starter」運賃を選択した上で、予約時に受託手荷物を別途追加する方が料金は安く済みます。しかし受託手荷物だけではなく、座席指定や機内食など他にも追加したいオプションがある場合は、最初からそれらが料金に含まれている「Starter FlexiBiz」運賃(フレックスBiz)、「Starter Plus」運賃(ちゃっかりPlus)、「Starter Max」運賃(しっかりMax)を選択した方が安くなります。

自分がどのオプションを追加したいか吟味した上で、パッケージ化されている運賃プランを選択するのか、個別でオプションを追加するのか決めると良いでしょう。各運賃プランの詳細については、公式サイトの運賃タイプとオプションのページを参照してください。

5 セール時は特に注意

ジェットスターは頻繁に激安セールを開催します。セール開始直後は争奪戦となるので、予約は一刻を争います。このときにオプション追加を後回しにして、とりあえず運賃だけ確保してしまうと、予約後に受託手荷物を追加するのは割高になります。受託手荷物が必要な場合は、「予約時」に追加するのを忘れないようにしましょう。

6 最後に

ジェットスターの手荷物料金について大事なことを改めてまとめると、

  • 機内持ち込み手荷物
    • 無料
    • 重量や個数は運賃により異なる
    • 当日オーバーすると追加料金
  • 受託手荷物
    • 重量は運賃により異なる
    • 追加購入は「予約時」が最もお得

となります。手荷物料金がルールが複雑なので、きちんと理解した上で予約を行わないと後々損をしてしまうことになります。しかし料金が小刻みに設定されている分、本来なるべく費用をかけたくない利用者にとっては良い仕組みなのではないでしょうか。

厳しいことで有名なジェットスターの手荷物チェックを突破して、安く賢く旅をできるようになりたいですね。TRAICYではジェットスターに関する最新情報からコラムや過去のセール情報まで網羅しているので、旅行の際には参考にしてみてください。

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