トリップドットコム(Trip.com)の評判は?
運営会社は中国大手「シートリップ」
トリップドットコムの運営元会社は、中国最大手のOTA(オンライン旅行代理店)である「シートリップ」。1999年に設立され、2004年にはNASDAQに上場している。
2016年には複数の旅行会社、航空会社の運賃を横断的に比較できる航空券検索メタサーチ「スカイスキャナー」を買収し、傘下に収めている。
今回の騒動になったトリップドットコムを使ったことがなくても、航空券検索で有名なスカイスキャナーを使ったことのある人は多いのではないかと思う。
航空券を他社より安い料金で販売
トリップドットコムは航空券比較サイトの「スカイスキャナー」との結びつきが強いだけあって、航空券を検索すると頻繁にトリップドットコムが最安価格で表示される。
航空券の「予約する」のボタンも他のサイトと比べて大きく、赤字で強調されている。スカイスキャナー上でのレビュー数も多く、比較的評判は良いようだ。
トリップドットコムで航空券を予約する際、スカイスキャナーから離れることなくそのまま同サイト上で予約を完了できる等、様々な点において連携が強化されている。
使い勝手が良く、大手企業が運営していることから、何と無く信頼性が高く安心できる印象を受ける。
今回の報道で、トリップドットコムで予約しても大丈夫なのか不安に思う人もいるだろう。筆者は報道の直前の11月半ばに実際に同サイトで航空券を予約しており、そのときの予約レビューを書いてみたい。
実際に航空券を予約してみた
前述の通り、スカイスキャナーで最上位に表示されたトリップドットコムで航空券の予約を完了すると、直ちに支払い完了メールが届いた。
メールには2時間以内に発券されるとあったが、Eチケットも数分後にメールで送られてきた。
eチケットは日本語と英語版の2種類が届くので、事前にオンラインチェックインが必要ない航空会社の場合はこれを持って当日カウンターに行けば搭乗できる。
オンラインチェックインをしたい場合や、座席や機内食、マイレージプログラムの登録が必要な場合は、記載されている予約番号(PNR)を、航空券を予約した航空会社の公式サイトで入力すればOKだ。
トリップドットコムで決済を完了した後、予約したアラスカ航空のサイトで確認したが、問題なく予約が反映されていた。もちろん出発当日もすんなりと飛行機に搭乗できた。
航空券のキャンセルと返金・払い戻し
航空券の予約をキャンセルする際には、予約したチケットが発券済みかどうかをまず確認する。
航空券の確認方法は、アカウントにログインして「予約履歴」から「航空券」を選択、予約番号をクリックして航空券予約の詳細ページを開く。予約のステータスが「発券済み」になっているかどうかを確認できる。
まだ航空券が発券に至っていないときは、キャンセルではなく「取消」ボタンを押すことで予約を取り消すことが可能だ。この場合の航空券の取消料金は無料。
予約のステータスが「発券済み」になっている、もしくは取り消しを申し込んだが30分以内に取り消し完了メールが届かなかった際は、「キャンセル」ボタンを押してキャンセルする。
払い戻しの有無は予約した航空券の運賃タイプによるので、Eチケットに記載されている予約番号を用いて、航空会社の公式サイト上で予約状況を確認しよう。
返金はトリップドットコム経由で行われ、具体的な返金額について別途メールで案内がくる。
詳細はトリップドットコムの航空券に関するキャンセル規約ページにて確認してほしい。
トリップドットコムの問い合わせ窓口
トリップドットコムは日本人向けカスタマーサポートセンターを開設している。
Ctrip、トリップドットコムの日本人向けカスタマーサポートセンター開設 年中無休で問い合わせに対応
24時間年中無休、電話、メールともに日本語での問い合わせに対応している。トリップドットコムの問い合わせ先は以下のとおりだ。
電話番号と営業時間
日本からのお問い合わせ 0120-925-780 (フリーダイヤル)
中国からのお問い合わせ 400-828-4649 (中国の市内通話料金)
それ以外の地域から +86-513-8918-6112 (国際電話料金)
営業時間:24時間年中無休
メールアドレス
航空券のお問合せ:jp_flight@trip.com
ホテルのお問合せ:jp_hotel@trip.com
列車:jp_train@trip.com
その他のお問合せ:jp_support@trip.com