バニラエアと統合したことにより国内最大級のLCCに成長したピーチ・アビエーション(以下ピーチ)、ここではピーチの3つの運賃タイプを徹底解説していきます。
ピーチの運賃タイプは3種類
ピーチには、運賃が安い順にシンプルピーチ、バリューピーチ、プライムピーチの3つの運賃があります。
料金はどのくらい違うの?2021年10月31日~2022年3月26日搭乗分
路線 | シンプルピーチ | バリューピーチ | プライムピーチ |
大阪/関西~札幌/新千歳 | 4990円~ | 7760円~ | 10090円~ |
大阪/関西~東京/成田 | 3590円~ | 5930円~ | 8260円~ |
大阪/関西~沖縄/那覇 | 4990円~ | 7750円~ | 10080円~ |
大阪/関西~ソウル/仁川 | 5250円~ | 8580円~ | 11140円~ |
大阪/関西~台北/桃園 | 6980円~ | 11080円~ | 14620円~ |
大阪/関西~香港 | 8380円~ | 12480円~ | 16620円~ |
上の表は、運賃の一例です。関西国際空港から5000円前後で札幌や韓国に行けるのはシンプルピーチ最大の魅力でしょう。
サービスはどのくらい違うの?
機内持ち込み手荷物
機内に持ち込める手荷物は、3つの運賃とも同じで「身の回りのもの+手荷物の合計2個」、重さは合計7kgまでとなっています。
受託手荷物
受託手荷物は、シンプルピーチは有料。バリューピーチは1個まで無料、プライムピーチは2個まで無料です。1個あたりの受託手荷物は最大20kgまでとなっています。
座席指定
ピーチには、4種類のシートタイプがあります。
・ファーストシート…最前列(1列目)の座席。荷物の優先返却あり。
・スマートシート…前方2列目から5列目の座席、ならび非常口の列(12・13列目)の座席。
・プレジャーシート…前方6列目から11列目の座席、ならびに14列目から30列目の窓側の座席。
・スタンダードシート…通常の座席
シンプルピーチの場合、すべての座席に対して有料となります。
バリューピーチの場合は、プレジャーシート・スタンダードシートの座席指定が無料に
プライムピーチの場合は、プレジャーシート・スタンダードシートに加えてスマートシートも座席指定が無料となります。
機内サービス
機内食や、ドリンク類は運賃タイプに関わらず全て有料となっています。 また、機内エンターテインメントや、ブランケットの貸し出しもありません。機内エンターテインメントや、ブランケットが必要な場合は各自で用意しましょう。機内サービスについて詳しくはこちらから。
以上内容に加え、重要な所を以下の表でまとめました。
受託手荷物 | 座席指定 | フライト変更 | 払い戻し | 購入期限 | |
シンプル ピーチ |
有料 | 有料 | 有料 | 不可 | 搭乗日2日前の 午後11時59分まで |
バリュー ピーチ |
1個無料 | 無料 | 無料 | 可能 | 予定出発時刻の 1時間前まで |
プライム ピーチ |
2個無料 | 無料(※1) | 無料 | 可能(※2) | 予定出発時刻の 1時間前まで |
※1…プライムピーチの場合、プレジャーシート・スタンダードシートに加えてスマートシートも座席指定が無料となります。座席についての詳細はこちらから。
※2…バリューピーチの場合、運賃から取消手数料1,100円を差し引き、差額をピーチポイントにて払い戻されますが、プライムピーチの場合、全額ピーチポイントにて払い戻しが可能です。
オススメの運賃プランは?
一人旅の場合や日帰りや1泊~2泊の場合はシンプルピーチがオススメ
受託手荷物、座席指定、予約変更すべてにおいて有料のシンプルピーチですが、何と言っても安いのが魅力です。一人旅や機内持ち込み手荷物に収まる日帰りや1泊~2泊の旅行の場合にはシンプルピーチがオススメです。
家族旅行の場合や3泊以上の場合はバリューピーチがオススメ
バリューピーチなら座席指定が無料なので家族連れ、友達と一緒に旅行する場合はオススメです。また、受託手荷物が1人につき1個無料なので、LCCに乗り慣れていない人や3泊以上の旅行をする人はバリューピーチを利用すると良いでしょう。
まとめ
ピーチの3つの運賃の中で、プライムピーチは特典が多く魅力的ですが、値段があまりにも高い場合があるので、基本的にシンプルピーチかバリューピーチ2つの中から選ぶことをオススメします。
価格を優先するならシンプルピーチですが、そこにオプションとして、受託手荷物料金や座席指定料金を追加すれば、バリューピーチで購入する方が安いという場合もあります。
なので、一度購入する前に、座席指定はしたいのか?受託手荷物は必要か?など考えてから航空券を購入しましょう。