海外旅行の行き方を徹底解説! 第4回「別々に予約するリスク」

海外旅行に行きたいけど、どうすればいいのかわからない。そんな海外旅行初心者のために役立つ記事をお届けしていきます。前回はより安くより長く滞在するための航空券の予約方法についてまとめました。ポイントは一区間ずつ航空券を分けて購入することでした。今回は航空券を分けて購入することによるリスクについて事前に調べる方法を紹介します。

経由地でのビザが必要かどうか

同じ航空会社で目的地まで行く場合、経由地で制限エリアの外に出る必要は基本的にはありません。しかし経由地までと経由地からの航空券を別々に購入する場合は、一度制限エリアを出て乗り継ぎ国の保安ゲート、税関、入国審査を通過しその国に入国し、次の目的地までの航空会社のチェックインカウンターで再びチェックインを行う必要があります。もし経由国入国にビザが必要な場合、事前にビザを取得しておかなければなりません。また入国に必要なパスポートの残存期間も異なります。ビザが必要かどうか、必要なパスポート残存期間は日本橋夢屋のサイトで調べることができます。

遅延した場合の乗り継ぎ保証がない

同じ航空会社、同じ予約番号で目的地までの航空券を購入した場合は、経由地までのフライトが遅延してそのあとの便に乗り遅れても、航空会社が乗り継ぎ便の保証や宿泊ホテルの保証をしてくれることがあります。しかし一区間ずつ別々に購入すると、そのような航空会社からの保証が受けられません。万が一経由地から目的地までの便に乗り遅れた場合、自分でその場で次のフライトか現地のホテルの予約を行わなければなりません。予約するフライトがどれくらいの確率で遅延するかを事前に調べるには、「FlightAware」というサイトを使うと便利です。会員登録(無料)をして、予約するフライト番号か出発地目的地を入力すると過去3ヶ月分のフライトデータを閲覧できます。このデータを元になるべく遅延のリスクが低いフライトを選ぶか、3ヶ月で最も遅延した日の時間に合わせて旅程を組むと良いでしょう。雪や台風シーズンなどの季節リスクも考慮する必要があります。

LCCの場合は追加料金がかかる

これは別々に航空券を予約する場合も、通しで予約する場合も同様ですが、LCCは「スカイスキャナー」で表示されている料金に加えて預け手荷物料金や座席指定料金、機内食の料金がかかるので注意が必要です。LCCを使って旅行をする場合は、追加料金を加算した上で料金の比較を行う必要があります。

別々に購入することで安くならないケースもある

LCCの場合は片道の値段は往復で購入する場合の半分です。したがって自由に航空券を組み合わせて旅程を決めることができます。しかしJAL、ANAをはじめとするレガシーキャリアの場合片道料金は往復料金の半分よりも高めに設定されています。そのため片道ずつ複数回予約するよりも、往復単位で購入した方がお得になります。また目的地まで一度に購入した方が安くなるケースもあります。

例えば、全区間ベトナム航空で東京〜クアラルンプールを予約する場合旅程は以下のようになります。

3月1日 東京/成田(9:30)〜ホーチミン(14:05)
3月1日 ホーチミン(15:30)〜クアラルンプール(18:30)
3月7日 クアラルンプール(20:50)〜ホーチミン(21:45)
3月8日 ホーチミン(6:40)〜東京/成田(14:10)

合計金額は27,110円となります。

同じ日程で、経由地のホーチミンまでの航空券を検索すると上図のように表示されました。

3月1日 東京/成田(9:30)〜ホーチミン(14:05)
3月8日 ホーチミン(6:40)〜東京/成田(14:10)

合計金額は46,410円となり、同日程・同航空会社で搭乗区間が少ないにもかかわらず運賃は高くなりました。

このようなことは需要と供給の関係で多々起こります。したがってまずは目的地までの航空券を検索してみて、その後区間ごとに分けて航空券を検索し、どちらが安いかその都度確認すると良いでしょう。

まとめ

今回は別々に航空券を購入することによるリスクとその対処法、分けて購入することが安くならないケースについてまとめました。慣れない現地で困らないためにも、事前に十分に情報収集をしリスクを軽減しておくことが大切です。次回は「マイルの仕組みと貯め方」について解説します。

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2019年1月19日