海外旅行の行き方を徹底解説! 第2回「旅行時期の決め方と予約のタイミング」

海外旅行に行きたいけど、どうすればいいのかわからない。そんな海外旅行初心者のために役立つ記事をお届けしていきます。前回は旅行時期や行きたい場所が決まっていない場合の、旅行先の決め方について紹介しました。様々な条件を考慮して行く都市が決まった後は、いつ行くのか、いつ予約するのかが問題になってきます。そこで第2回となる今回は「旅行時期の決め方と予約のタイミング」について紹介します。

最安で航空券を手配するには

今回は個人手配するの場合の旅行日程の決め方を中心に説明します。

航空券の値段が最安になる出発日・帰国日を探すには前回同様「スカイスキャナー」を活用します。東京発香港行きを期間未定で検索してみました。検索結果は以下のようにカレンダーで表示され、自分の行ける日の中から最安の日程を決めることができます。

もう少し長期的な視点でどの時期が安いのかを調べる場合、スカイスキャナーの機能である「ベストタイム・トゥ・ブック」を使うと良いでしょう。ベストタイム・トゥ・ブックでは、スカイスキャナー上で2014年6月から2017年5月までに予約された航空券のデータを集め、お得に購入できるタイミングと価格を分析、予測した結果を調べることができます。実際に検索してみると、東京〜香港間は11月に行くと平均価格より16%安いという結果になりました。過去と現在の航空券相場は異なるので100%このデータが正しいとは言えませんが、推定であっても何も情報がないよりははるかにましだと思います。

何日前に予約するのが良いのかということに関しても、同様にベストタイム・トゥ・ブックを活用すればある程度推測することができます。同じく東京〜香港で検索すると、出発の25週間前に予約すると平均価格より18%安いという結果になりました。こちらについてもセールがある場合はこの限りではなく、信頼性に関しては疑問が残るのであくまで気休め程度に思っておくと良いでしょう。

気候

現地の気候も旅行時期を決める上で、欠かすことはできない条件です。Googleで「香港 気候」などと検索すると現地の気温や降水量について知ることができます。また渡航先が雨季か乾季かの確認は必ずした方が良いでしょう。一般的にベストシーズンは乾季で、屋外での観光やアクティビティが目的の場合は乾季を狙って行くと良いです。一方で雨季はホテルや航空券の値段が下がる傾向にあるので、ホテル滞在を目的とする場合や、とにかく安く海外に行きたい場合は雨季に行くべきだといえます。「Short☆Vacation」というサイトでは、月ごとにベストシーズンを迎えるビーチについてまとめられており、ビーチに行きたい場合は参考にすると良いでしょう。

祝祭日

渡航先で有名なお祭りやイベントがある場合、航空券やホテルは売り切れになりやすく、価格も高騰することが考えられます。お祭りやイベントに行きたいという場合以外は、その時期は避けた方が良いです。また宗教上の祝日などは、現地のお店やホテルが休業になることもあるので要注意です。例えばバリ島のヒンドゥー教の祭日であるガルンガンの時期は、中心地以外のお店などは休業することが多いです。このような情報はネット上の口コミサイトである「4travel」や「トリップアドバイザー」を参考にするか、ガイドブックなどを立ち読みすると得ることができます。

まとめ

今回は「旅行時期の決め方と予約のタイミング」についてまとめました。価格だけでなく、現地の気候や祝祭日も考えてプランを決めることが大切です。次回は目的地と時期が決まった場合の、さらに安い航空券の探し方や予約のコツについて紹介します。

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