スカイマークの遅延時の対応 振替や払い戻しはしてもらえるのか?

スカイマーク機体(出典:TRAICY)

スカイマーク機体(出典:TRAICY)

補償対象となる遅延時間

基本的にスカイマークでは予定よりも60分以上の遅延が発生した場合に限り、振替や払い戻しの対応を行っています。そのため60分未満の遅延の場合はこれらの対応をしてもらえませんし、自分たちの都合で振り替えや払い戻しを希望する場合には手数料がかかってしまいます。

振替

悪天候や機材故障など何らかの理由でスカイマークが遅延してしまった場合、いくつかの対応や措置が取られています。
まず多いのが予約便の変更、つまり振替です。スカイマークの場合は同一区間の他の便への予約変更が可能とされており、予約便の出発予定日から30日以内のものであれば振替で変更してもらうことができます。

また往路便が遅延してしまった時の復路便や乗継便の振替や予約変更に関しても対応しているため、往路便と一緒に申し出ることで変更してくれます。そのため、比較的スケジュールを再調整しやすい対応をしてもらえると評価されているようです。

ほかにもJR新幹線への振替にも対応しているため、希望によっては飛行機以外の手段にも切り替えることが可能となっています。ちなみにこの時の取消手数料などは一切かからないようになっていて、振替を行っても遅延であれば無料で対応してもらえます。

払い戻し

そしてもう一つスカイマークが遅延してしまった場合の対処として挙げられているのが、料金の払い戻しです。

払い戻しに関しては料金の支払い方法に合わせて異なっているため、自分がどのように料金を支払ったのかを踏まえて確認しておく必要があります。

例えばクレジットカード決済であればクレジットカード会社を通じて返金されるようになっていますし、コンビニエンスストアでの支払いであれば空港カウンターで払い戻しの手続きが可能です。空港カウンターでの手続きをする時間がなかったり手続きを忘れてしまっても、銀行振り込みでの払い戻しにも対応しているためそちらで手続きをします。

ほかにも旅行代理店で支払っている人は、旅行代理店に申し出れば直接その場で払い戻してもらえます。

いずれの方法も手数料は不要とされているので無料で手続きができますが、注意点として予約便の翌日から10日間が払い戻しの期間となっています。そのため10日を過ぎてしまうと払い戻しの手続きができなくなるため、遅延して払い戻しをしてもらう場合は翌日から早めに対応することが必要です。

補償金の支払い

振替や払い戻し以外の遅延時の対応として、補償金が支払われる場合もあるようです。これは遅延した際に飛行機に搭乗する前に支払われる形となっており、遅延した時間分の喫茶代金として提供されています。

ただこちらに関しては支払った料金がそのまま全額補償金として戻ってくるわけではありませんし、どの程度の金額が補償金として支払われるのかは遅延した状況によって異なっています。そのため遅延した時間が長ければ長いほど補償金も多く支払われる可能性があるものの、あまりにも遅延する時間が長ければほかの対応を希望した方がいい場合もあります。